空間認識の進化形 – マキ・エコール・ド・バレエ

マキ・エコール・ド・バレエ

身体を美しく整えるバレエ教室 静岡市

2020/10/09空間認識の進化形

最近、怠りがちなブログですがicon10
今日は久しぶりに本気出そうと思います。
(いつも本気でやれ)
小さい年齢の子たちの「ジャンプ」のレッスン風景から、
空間の認識について。
初歩の段階では、動線は必ず一直線で、全員が同じ方向を向いてジャンプを学びます。
「前の子が2回ジャンプしたら自分の番ね。」
「着地の足は1番ポジションだよ。」
「手は腰ね。」
バレエに触れて間もない頃は、
この3つのお約束が簡単そうで難しいのです。

可愛いでしょicon06
そんでもって可愛いだけじゃなくて規律的でしょface01
そして、次の段階として対角線。

動線に対して、前進したり後進したり。
これも踊るための空間認識としてはとても大事な過程です。
対角線には4方向ありますね。
どこから出てきて、どこにハケるか。
前進するのか後進するのか。
そういったことが自由自在になっていき、それが空間認識の土台となっていきます。
図形のことなど、まだ教わっていない年齢の子たちですから、対角線なんて言っても通じません。
子どもたちはレッスンを通して、頭でなく、体で空間を掴んでいきます。
だからバレエは「理系」と言われているのだと思います。
(とかいう私はガッチガチの文系です・・・face15 オイッ)
さらに進むと、五角形や六角形。
その中でもさらに、前進しながらの移動のあるジャンプと、移動のないその場でのジャンプとの使い分け、
そして180°の半回転も入ります。

ジャンプって、遊んでるみたいに見えちゃうかもしれませんが、
バレエのジャンプはただ跳んでればいいってわけじゃなく、
いくつもの決まりごと(バレエとしての型)の上に成り立っているので、
本気でやると若いこの子たちでも疲れます(笑
あーーーーー疲れたーーーーface03って
ふざけてぶっ倒れるのが許されるのもこのクラスだけ。

これを上のクラスの子たちがやると、
先生にぶっ飛ばされます(笑)。
さて、こういう可愛らしい時期をみんな通って過ごして、
クラスがどんどん進んでいくと、
当然やることも難しくなっていきます。
小さいときには、ただピョンピョン跳ねてるだけに見えたかもしれないジャンプは、
組み合わせが複雑になっていき、
クラシックの決まりごとも、一瞬で複数のことをのみ込まなくてはなりません。

組み合わせは、さらに進化し
動きの刻み方も細かくなっていきます。

対角線の概念は、
最終的にはこのように踊りに活かされます。


目には見えないんだけど、視覚化されるもの。
それが空間認識です。

上下、左右、奥行き、時間という4次元空間は、
認識されなければ、そこには何もないのです。
認識されることで、形成されていく。
深いですね。


そしてその空間の中で音楽と融合し、
陰影と融合し(照明)、

空間、音、陰影、動き、
これらが美的に統合化しあったところに、

エネルギーという目には見えないものが表現を開花させます。