本日は
松本道子先生による
すばらしい3本立てを
観せていただきました。

バランシンの「セレナーデ」
あのイントロ
幕が開いた時の、あの静止画
シンプルの究極を極めた、あの衣裳
音からはみ出るか、おさまるか、ギリギリのところで織り成すスピードとエネルギー
統率のとれたフォーメーション
古典でもない
モダンでもない
ネオ・クラシックの見事な世界観
正統派のロシアバレエでもない、
伝統派の英国ロイヤルでもない、
粋なフランスバレエとも違う、
「アメリカン」な
洗練されたニューヨークバレエが
目の前に拡がりました。
何度観ても、好きです。
セレナーデ。
2作目
フォーキン「薔薇の精」
こちらは小難しい感じのロシアバレエ
ゴーチェの詩を舞台化したものと言われています。
そして、
「カフェバー・カンカン」
パリの街角の酒場を場面設定した、
小粋なバレエ作品です。
演目の途中で、本当に聞こえたグラスとグラスがあたる音。
臨場感が一気に増してました(^^)
オッフェンバックの音楽は
うちの娘たちが今、
ゲーテパリジェンヌを頑張ってるところなので親近感もあり。
うちの娘たちは
まだまだ、大事な大事な、10代の子たちなので、
同じカンカンでも
色っぽさや艶っぽさを求めるにはまだ早すぎて、
清純さや可愛さや爽やかさ、を前面に出せるようにしていますが、
今日のカンカンバレエは、
粋でセクシーな、
完璧なる「大人な」バレエでした。
歳を重ねると、
若者たちに敵わない部分って、
多少なりとも出てきちゃうんですけど(汗)、
今日みたいな、
こういうバレエ魅せていただくと、
「これは、大人にしか、大人にしか出せませんから!」
( ̄ー ̄)フッフッ
と、思います(笑)。
カンカンバレエは、
キャラクテールとも違うし、
ヒストリカルとも違います。
ジャンルとしては確立してるのに、
資料も少なければ、
作品も少なければ、
こうして生で観られることも少ないので、
今日のこの舞台は
私にとっては貴重なものでした。
今日は、このために
高速ぶっ飛ばして名古屋まで来ました(笑)。
本を読めば、本の世界に。
映画を観れば、映画の世界に。
それと同じように、
舞台を観ると、その舞台の空間に
スゥ~っと、入っていけます。
空間を感じる
この部分は
自分の中でこれまでも大切に育んできたつもりです。
それは色彩であったり
メロディであったり
インパクトであったり
感情であったり
いろいろ
いろいろなんですが、
理屈ではないってこと。
理論だけではないってこと。
舞台は頭の中だけでは創れません。
だから、
感じるって、ほんとに大事で。
私は
これからもそうした空間を追いかけていたいです。
今回の発表会では
生徒たちにも
くるみ割り人形の世界と
コッペリアの世界
違いも
共通点も
楽しさも
大変なことも全部、
自分なりに感じてほしいと思っています。


