ゆきえさんは
私の惚れ込んだフォトグラファーです。
カメラというのは、
ファインダーという小さな窓から、限りなく世界を拡げてくれます。
小さな窓から拡がっていく表現方法、表現手段。
素敵です。
私は彼女ならではの感性から生まれる
そんな世界を見せてもらうこと、いつも本当に楽しみにしています。

一緒に大きな仕事に取り組むわけですから、
そこにいてくれるスタッフはみな、それぞれに自分の世界を確立していてくれなければ成り立ちません。
私はもちろん自分の意向をはっきり伝えますし、
ダメ出しもします。
でも最後の最後、本番を迎えるその時は
「私は私の世界を展開していくから
あなたはあなたの世界を展開してください。」
これに尽きます。
専門的に持ち場を全うするっていうのは、そういうことです。
それぞれ専門とする分野は違います。
写真であったり、映像であったり、照明であったり、制作であったり・・・
そこには、それぞれのプロ意識とプロ根性、
そして、何者でもなく自分自身が培ってきた世界観を持っていること。
やりがいのある舞台創作というのは、
そういう、それぞれのプロ意識と確立された世界観が集結して裏手を創り上げるということです。
そして、そんな人目につかない裏手が、
表舞台に乗っていく。
舞台に乗っているのは、生徒たちだけでなく、
スタッフの魂も乗せています。一緒に、臨んでいるのです。

世界観の融合。
それぞれの持ち場が華開く時。
私はそんな空間が、たまらなく好きなのです。


