悪夢の合同レッスンから1週間。
それぞれのクラスで、プリンセスの全メンバーと顔を合わせた今週。
どのクラスも年齢が小さいクラスですが、
私はどのクラスでも、
本気で話をすることから始めました。
作品の進捗が思うように捗っていない時、
1分でも長く練習時間が欲しいところです。
私も、そうしたい気持ちもありましたが、
生徒たちと話をする時間を優先して設けました。
目には見えないけど、話すことで生まれてくるものもある。
ただ闇雲に踊らせることだけが、バレエではないと私は思っています。
子どもたちも皆、全部解っていました。
解っているのです。
私が伝えたいことも、自分たちの踊りがどれだけひどかったかも。
それではダメだということも。そのために何をしなければならないかも。
みんな解っているのです。
私の可愛い生徒たちです。
目を見て、腹を割って、お話ししました。
私はみんなの先生だけど、
かっこ悪いところも、弱いところも、ダメなところも、全部見せたっていい。そう思っています。
一緒に笑って、一緒に泣いて。一緒に突っ走ったり、一緒に立ち止まったり。
それでいいと思っています。
今回、こうしてお話しの場を設けたクラスは5クラスありました。
5クラス中、5クラスとも、
私が話を始めるときは、スタジオに静寂が走りました。
ししおどしの「カコーン」って音が、聞こえてくるんじゃないかと思うほどの静寂でした。
幼児のクラスに静寂が走ったときは、正直驚きました。
普通ではあり得ない光景だからです。
でも全員、1番アンバーでキリッと立ち、私の方を見ていました。
この子たちはできる!強くそう思わせてくれた一瞬でした。
中には、涙をポロポロしながら、真っ直ぐな目で、私の話を聴いてくれていた生徒もいます。
それは、悔しい涙だったかもしれない。
悲しい涙だったかもしれない。
ワーッと溢れ出た行き場のない感情の涙だったかもしれない。
でも先生は、
その涙を絶対に嬉しい涙に、やりきった笑顔に、
変えてみせます。
30人で踊るというのは、簡単なことではありません。
ましてや、この30人は、毎回同じクラスでレッスンをしているわけではなく、
別々に練習していることを合わせるからです。
私の要求も、年齢以上のことを要求していると思います。
できる。
大丈夫。
あきらめない。
私自身も、私自身にそう声掛けをして取り組んでいます。
やはり踊りは、動きに気持ちが乗っかっていないとダメです。
「ただの動き」は何も伝えません。
「気持ち」を、「意志」を、「想い」を、「プロセス」を、
「動き」に乗せて、「型」に乗せて発信するのです。
それでこそ舞踊なのです。
「心」を持たなくてはね。何事もそうだけれど。
たぶん本番を終えるその時まで、
油断はできないし、
私は鬼でいると思います。
これまでも、甘いレッスンをしてきたつもりはありませんが、
今まで以上に、ここまで厳しくやらなきゃダメなんだ、という感触を感じています。
叫びまくりです
黙っているときは、「仁王立ち」です
見守っている顔は、間違いなく険しいと思います
でもそれでも、
この子たちと一緒に、
この「プリンセス・ストーリーズ」に向き合っていきます。
みなさんには、とんだ「杉本ドタバタ劇場」をお見せしてお恥ずかしい限りですが
この「杉本ドタバタ劇場」が、ロングランにならないことを祈っていてください
今回の子どもたちの姿の向こう側に、
お母さま達の姿も見えました。
「先生の話をちゃんと聴いて。」
「先生をちゃんと見てレッスンして。」
「がんばればできるよ!」
各ご家庭で、さまざまな声掛けをしてくださっていたんだと思います。
そんな光景を、子どもたちの向こう側に見れて嬉しかったです。
いつも、ありがとうございます。


