スタジオにはいろんな女の子たちが出入りします。
性格も十人十色。
バレエやる子には、勝ち気な子が多いかな(笑)。

こういう風景も、そう珍しくはない風景です。
悔し涙ね。
もうちょっとお姉さんになると、
目にいっぱいの涙を浮かべてこらえていたり、
バレないように急いで涙を拭いたり・・・と、
そういう姿が多いですが、
Sakiはまだ年少さん
泣く時は、ワンワン泣きます
間違えちゃったり、
ちゃんとステップが踏めなかったり、
そういう時です。
私がまだ新米だった頃はこんな時、
早く泣きやませなくては
って、
必死だったっけなぁ。
こちらが躍起になればなるほど、
さらに火がついたように子どもって泣くんですよね
レッスンは中断するわ
時間だけが過ぎてくわ
結局泣きやまないわ
他の生徒はポカーンとしてるわ
そんなてんやわんやも、今では懐かしいです。
今の私は、
こんな場面に出くわした時も、
普通にレッスンを進行します。
泣いている子に対しても、
いつも通りの声掛けをして、注意事項や音のとり方など叫びます。
こちらがブレずにそうしたスタンスで臨めば、
子どもはそれに応えてくれます。
だからうちの生徒たちは、こういう時でも
ただ突っ立って泣いているだけ、という姿はありません。
泣きながらでも、踊ります。
レッスンの現場で、
子どもたちは私にたくさんのことを教えてくれます。
バレエ学校は、知識や技術や教授法を教えてくれますが、
こんな時どうする?なんてことは、誰も教えてはくれません。
大事なことは、みんな生徒たちが教えてくれるのです。
子どもは、私を困らせようとして泣いているんじゃない。
悔しさや嬉しさの感情がワーッと湧いてきて、それを処理するのに追いつかなくて
きっと泣いてしまうんです。
だから、単純になぐさめてほしいわけでもなく
腫れものに触るみたいに接してほしいわけじゃなく
その、溢れてしまった感情に少しだけ寄り添ってあげればいいのかな。って、そう思うようになりました。
なので、泣きながらでも普通にレッスンをして、
レッスンが終わった時、
「悔しかったね。」とか、
「嬉しかったね。」とか、
涙の裏にある感情をそのまま受け取って、言葉にして返したりしています。
「泣いている」という、事実として起きているその子の姿を見て
何だかかわいそう・・って捉え方もあるかもしれません。
でも私は、そこまで感情をあらわにしてやれることがあるって、
すごく幸せなことなんじゃないかな、と思っています。
悔し涙を見せる子は、
出来た時に思いっきり褒めると
嬉しくても泣きます(笑)。
こんなに意地らしくて、可愛らしいことってあるでしょうか
今日はエンド撮影でカメラを構えていたので、
sakiの貴重な写真を撮ることができました(笑)。

saki、
そのまままっすぐに、大きくなってね。



