バレエ学校を修了して
「さぁ
行くのです
」
と、恩師に背中を押されても
私にはスタジオもなければ
生徒もひとりもいませんでした。
同期のメンバーには
お母様がバレエ教室を経営されている方が多くて
みんな華々しく
先生デビューしていきました
うらやましくなかったと言ったら嘘になるけど
人をうらやましく思っているうちは
きっと自分は先生デビューなんてできないんだろうって
心のどこかで思っていました。
だから、自分ができることからやってみようって
まだ若かったし
怖いもの知らずで
チャレンジ精神のみで
失うものもなかったし(2代目というプレッシャーもなかったから)
今思うと、そんな環境もかえって恵まれていたのかもしれません。
アシスタント時代は
来る日も来る日も
鏡を磨いて、音出しをして、レッスン後はスタジオの掃除・・・
毎日こんなことばっかりして
ろくにレッスンも受けさせてもらえないし
何やってんだかなぁ・・・私。
って、思っていたこともありました。
でも、今だから言えることだけれど
そんな期間をくださった先生には
本当にありがとうございました
と、心から思っています。
「それでもバレエか」ということを
あの時、私に突きつけてくれて
ありがとうございました。
スタジオを借りて
先生としてデビューした時、
クラスの数は2クラスしかなくて
生徒を全員集めても5人しかいなくて
その5人のうち
1人は今でも私の生徒です。
幼児だった女の子は
少女になりました。
こうした、長いおつきあいに
感謝です!


