昨日の記事で「神」というワードが出てきました。
舞踊は、神とは切っても切れない関係にあります。
そもそも、
私たちは農耕民族で、
豊作を祈ること=祭り=舞踊

東洋人である私たちにとって、
「神」は、「地」に存在します。
これに対し、
西洋では「神」は、「天」に存在します。

こんなイメージだね ↑
日本の伝統芸能はすべてといっていいほど
膝を曲げ、腰を落とし、重心は常に下にあります。
日本舞踊も、

歌舞伎も、

能楽も。

阿波踊りや盆踊りも、
そうですね。
日本から少し範囲を拡げて見てみても、
東洋圏の民族舞踊は、重心が下にあるものがほとんどです。
これは、
「神」に近づきたいという想いからです。
だから、
私たちが祈るとき、お参りするときは、

頭を垂れます。
片や、
西洋の神は天に存在しますから、
天に近づきたい。
そのため、西洋圏の踊りは
もっと高く。もっと高く。

この想いが、
トウシューズを誕生させたのでしょう。
だから西洋の方たちが祈りを捧げるときは、

天を仰ぎます。
「舞踊」とは「神」に捧げるもの。
神の存在が地にあるのか、天にあるのか、で
重心の位置が変わるのです。
そしてこれは、
音楽との結びつきも深く、
東洋には「2拍子」の血が流れ、
西洋には「3拍子」の血が流れている。
とも言われています。
拍の取り方、
特に頭の拍の取り方は、
日本人はアクセントを下にとりがちです。
これはいいとか悪いではなくて、
農耕民族の場合、アクセントが上では畑が耕せないですよね。
下にアクセントがないと耕せない。
逆に狩猟民族の場合、弓を放つときのリズムは
自分から外側に向かってベクトルがピョンと
上向きになりますよね。
だからアクセントは上。
生活と音楽の結びつきです。
私は学生の頃、
こういうのを知っていくのが楽しくてね
短い動画ですが、
これを見るとアクセントを上に取っているのがよくわかりますね。
こちらは下にとってます。
こういう比較って、おもしろい
「無いものねだり」っていうのは
人間の究極の真理だと
私は思っていますが、
私たちはきっと、
地に向かう血が流れているから
天に向かうものを追いかけたくなるのかもしれません。



それと同じように、
海外では「暗黒舞踊」への動員がスゴいのですよ。
こちらは「山海塾」の海外公演 ↓
彼らの芸術は、
西洋で大絶賛されています。
ね?
無いものねだりが人間の常なんだね笑。


