育みたいもの – マキ・エコール・ド・バレエ

マキ・エコール・ド・バレエ

身体を美しく整えるバレエ教室 静岡市

2014/03/13育みたいもの

先日の発表会で、
とても有り難かったのは、「客席の在り方」です。
あの空間にいて、感じてくださっていた方も少なくないのではないでしょうか。
舞台と客席に、「一体感」がありました。
これは、生徒たちの頑張りが、客席側を一気に掴み、お菓子の国へ連れて行ったこと。
そして、客席のみなさんには「観る」姿勢が整っていたこと。
両方があっての一体感だったと思います。
私はオープニングの時、舞台の袖にいました。
客席のみなさんは、お母さまたち以外はリハーサルなど観ていないわけですから、
オープニングの構成は初めて観るはずなのに、
ちゃんとすべてのグループごと、拍手を贈ってくださいましたね。
まず、あのオープニングの時、「今日の客席、スゴイ!」と思いました。
そして何より、温もりのある拍手でした。ありがとうございます。
発表会の客席を有料にするのか、無料にするのかといったことは、
主宰者の考えがしっかり通っているのなら、どちらもアリだし、正解はないと思います。
地域性で見ると、「静岡」で「発表会」を「有料」で行っているのは、うちのスタジオくらいです。
「公演」でしたら「有料」のところもたくさんあると思いますが、
「発表会」と「公演」は違うのでね。
いろんなご意見があると思いますが、
私には主宰者として貫きたいことがあるので、ここは強く貫いています。
私は、誰でもいいから客席を埋めて欲しいとは思っていなくて、
本当に観たいと、気持ちを寄せてくださる方がそこにいてくださればいい。
そう思っています。
職業柄、プロからアマチュアまで、年間に何本もの舞台を観ますが、
外部の発表会で目に付くのは、
自分の子が踊り終わると一斉に席を立つ
演目の途中でも平気で席を立つ
意味もなく席を立つ
といった残念な光景です。
お子さんの衣裳替えをさせなければならないから、席を立つ。
開演から終演までが、5時間とか6時間の発表会(←この業界、結構こういうのザラですicon11
これでは客席が崩れるのも無理はありません。
客席への働きかけがなければ、やはりこうなります。
客席への理想を掲げるのなら、
演目の途中で、席を立たせない「仕組み」
夢中になって、集中して、観てもらえるための「仕組み」づくりが必要です。
舞台に衣裳替えは付きものです。
それなら、休憩時間に衣裳チェンジができるように全体を構成するとか、誰かを配置するとか、
そういった段取りは計算する必要が絶対にあります。
そして、何より客席を飽きさせないこと。
私は、開演から終演まで「2時間以内」と決めてます。
「もうちょっと観たかった」と言っていただけるくらいで、ちょうどいいということです。
舞台芸術に携わるということは、
「演じる側」と「観る側」
両方と関わることだと思っています。
「客席あっての舞台」ですから、
それこそが、舞台芸術の根底部分だと思うのです。
根底が弱いと、そこから上に積み重ねていくものも不安定になります。
だからこそ大切にしたい部分なのです。

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