ドン・キホーテ 第1幕
「バルセロナの場」
どん帳の向こう側では、
その緊張をストレートに表面化する子、






緊張より、ワクワク感のほうが勝って、ニッコニコの子、



どっちも、本音だね。
Rio。

美しい横顔。
この横顔に、確信する。
絶対、華ひらく。
絶対、成功するって。
Hana。

不安に思うことなんて、なんにもない。
ただただ、
あなたの、世界を。
そして、
あなたの、物語を。
ね。
プロローグ。

今回、私が一番泣けたのは、
どん帳が上がる、
その瞬間でした。




どん帳が上がったら、
そこは、




この子たちが創り上げる
ドン・キホーテの世界。




たまらなくなる。

力強く、
美しくて、
潔く、
清らかで。
とても、尊い世界が
目の前に拡がっていくことに。


できるなら、戻りたい。
そんなふうに、思っちゃった。
10月。
あの、1幕召集「特別合同振付」の日に戻りたいなって。


この子たちにとっては、
はじめてとなる「場面描写」。
最初は、心配だった。
振付と描写の違いを、この子たちがどう咀嚼するのか。


そんなの、心配するだけ無駄だったけど(笑)。




可能性なんて、私が決めることじゃない。
この子たちが決めることだ。
そんなふうに思えた、10月のあの日。
いいスタートを切らせてくれたのは、この子たちでした。
セキジリア。


バルセロナの太陽に負けないくらいの笑顔で


このオレンジの衣裳に負けないくらいのパッションで


見事に踊り切った、街娘役。
マタドール。


マタドールってなんじゃらほい
闘牛ってなんじゃらほい
牛と闘う人なんて、
日本じゃまず目にしませんから


イメージという点では、
真っ白からスタートしたどころか、
透明からのスタートでした

自分たちで調べ、見て、考えて、膨らませて、

4人で創り上げた、マタドール。
売り子たち。


この2人の統率力には、
目を見張るものがありました。
今回私は、この2人に空気を預けた。
そして、
この空気を引き受けたのは、紛れもなくこの2人で、
立派に引っ張り、リードしていました。
そうした責任感から生まれる自信というものがあります。
そこを踏まないと、


こういう笑顔は出てきません。
そして、
この段階に来ると
私の太鼓判付きでクラスを進級させることができます。
空気を任せる
空気をまとめる
空気を動かす
空気を誘導する
私がクラス指導において、とても重要視している部分です。
売り子のグループは、
初舞台の子が半数以上。


本人たちももちろんですが、
お母さんたち。
あれよ、あれよという間に巻き込まれていく、
終盤の、
マキ・トルネード (笑)
気づいた時には、有無を言わせず、完全に私のペース。
それに気づいた頃には、
逆流して抜け出すことはすでにもう不可能な状況で(笑)、
もうのまれるしかない!みたいなね。
びっくりしちゃったお母さんもいたと思いますが、
儀式みたいなもんですので、
洗礼として(笑)、受け取ってください。
終わったあとに、
あーなんかよくわかんなかったけど楽しかったなー、って
思ってもらえたら、結果オーライです。
荒っぽい先生で、ごめんね
実際に舞台を踏んでみて初めて、
その子の持つ一面を噛みしめることができる。
舞台には、そんな不思議な力もあります。

Coco。
あなた、本番に強いタイプ (笑)。
これからに期待してるよ!
友人。

この子たちの「素」のキャラクターによく合っていたので、
演技指導皆無(笑)。
「素」のまま送り出した感じです(笑)。



キャラ作りに関しては問題ありませんでしたが、
今回は、
配役のヒエラルキーについて、
自分たちの位置づけや、在り方、
舞台への向き合い方、スタンス、
目に見えない部分についての指導には、
相当な重点を置きました。
泣きながら、話したこともあったね。

喜怒哀楽、全開な先生でごめん。
キトリ。

この世に生を受け、
ご両親からHanaという名をもらい、
わけのわからない年少さんのときに出逢い、
今日まで。

その名の通り、
舞台を舞う華となり、
このキトリという役を全うしました。

このキトリという役が、
あなたの中に力強い足跡を残してくれたら、
その足跡が、
あなたのこの先の人生の中で、
ひょっこり顔を出してくれるようなことがあるのなら、
先生はそれだけで、幸せです。
自分の将来も、
このキトリを演じたように、
一歩ずつ着実に。
自分を信じて、
時に自分を立て直して、
歩いていってほしいと思うよ、Hana。

ゆきえさんの写真に、またやられちゃった (笑)。
私はゆきえさんの写真そのものも好きだけど、
それよりももっと、
その写真の向こう側にある、
彼女の感性や
写真に対するプライドやスタンス
それに恋しています。

毎回、私を唸らせる写真を差し出してくれるゆきえさん。
今回はこんな写真を差し出され、、、
もう、、、、、
困っちゃうくらい好きとか言ってる場合じゃなくて、
好きすぎて狂いそう (笑)。
完全ノックアウト。
1幕 コーダ

1幕メンバー
終始笑顔で、根底から楽しんでましたね。
なんか、内側から出ちゃうあの感じ。
そういう踊りは、自然と観ている人を笑顔にしてくれます。

私たちは、
踊らされてるんじゃない。

私たちは、
何となく踊ってるんじゃない。

私たちは、

踊りたくて踊ってます!
そんな、

パワーあふれる1幕でした。
さぁ、
2幕のみんな。
次はあなたたちの、出番です。


