今回の発表会、
古典は「ラ・バヤデール」に挑戦。

実はこれは、自分でも意外な選択だった。

バヤは、難しいからね。
だからちょっと、構えるような心情もあったといえばあったと思います。

それでも背中を押してくれたのは、
今回のメンバーの顔ぶれ。

成長した顔ぶれがたくさんだったこと。
これがどれだけ心強かったことか。

4年前ではできなかったし、
2年前でもできなかったと思う。

今だからできたと思うし、
今しかできなかったとも思っています。
舞台は一期一会で、
このときにしかできないメンバーで
このときにしかできない演目をやるんです。
しかもそれを、
たった一度だけ上演する。
たった一度だからこそ出せるものがあるし、
たった一度だからこそ残せるものもあります。
第1幕は「寺院」のシーン。
古典って、
舞台美術としては色調が物を言うと私は思ってて。


階段の色は、
前日の夜、変更したの。
言われなきゃわからないかもしれないけど、
こうやって比べて見てみると
全然違うでしょ?
こういうとこが古典のおもしろさだったりもするんだよね。
しかも!

階段の模様は、
照明さんが前日深夜に描いてくれた手書きだったのです(感謝

1幕のみんなで創ったオープニングは、
絵画を切り取ったような静止画を表現したくて。

動き出す絵画、として
幕を開けました。
ファキールは、

通常、男性ダンサーが群舞で踊るシーン。

それをこの子たちに任せたんだけど、

役柄的にね、
衣裳がそんなに華美じゃないから、
キラキラが大好きなこの子たちにはどうだろ・・って思ってたけど、

意外に好評でご満悦そうでした笑。
めでたし。
小さいこの子たちの可愛らしさ、

どうやって活かそう
って。
1幕は聖なる火への尊厳を表現する場面だから、
この子たちには
大事な大事な火なんだよ。
だからね、消えちゃったら困るから
いつまでもこの火が消えませんようにってお祈りするんだよって
何度も場面説明をしていて。

本気の本気で祈ってくれるこの可愛さ(笑)
素直さ(笑)
健気さ(笑)
私がなくしてしまったものをこの子たちはすべてもっている(羨
前日はおったまげましたね笑。
後ろを向いたまま踊り続けるM氏。

舞台背景を見入っていたものと思われます笑。

頼むでしかし
巫女は美しかったですね。

子どもじゃない、
けど
大人でもない。


巫女を踊るにはドンピシャな年齢でした。


透明感が、本物。
激しい侍女の踊り。
この子たちにこの振り渡すのキツかったな〜(息切れw

この長い布は3mもあって、

踊る以外にも扱いが大変
この侍女の踊りは、
別名「足首スカーフの踊り」とも言われ、



時には「ジャンペの踊り」
といわれることもあります。
(新国はいつ観にいっても侍女はジャンペ表記です。)



ジャン「ベ」
じゃないよ。
ジャン「ペ」
ね。
ややこしいのは、
2幕に太鼓が出てくるでしょう。
あの太鼓をジャンベって言うじゃんね。

だから太鼓の踊りをジャンベの踊りだと思いがち。
けどそうじゃない。
太鼓は太鼓。

なんで侍女をジャンペ(Jampe)って言うんだろ?
これを機に調べてみた。

どうやらジャンペはスンダ語。
「魅力」という意味らしい。

なるほど~。
また雑学になっちゃった

→2幕へ続く
月: 2024年6月
2024/06/25ラ・バヤデール 第1幕
2024/06/17舞台裏
今日は舞台裏の様子です。










いい手だね。
この手は、きっとAzu。
なんかわかる。わかってしまう。


どっかの国のミッキーみたいじゃんwww
横にいるアヒルみたいのはドナルドってことなんだろうか。
きっとそうだw

スペル違うしw




地歩里乃(チポリーノ)さんでーす拍手(パチパチパチ


みんな綺麗になったなぁ。





今回は、3人娘にRena、Meiも加わり!

同窓会みたいになっていた笑。

そしてRinも!




今に始まったことじゃないけど、
Mugiは面倒見がほんとにいい。

みんな集まってくるね



さかさま(なぜw

舞台袖。
ちゃんと並んで待機してんのエラいっ!

ちゃんと進行見てんのエラいっ!

可愛らしい手









舞台袖で出逢う、
リスペクトのある眼差しは
本当に尊いな~って思う。




私は、
そんなみんなをリスペクトしてます。




みんなが支度してる姿を見るの好きだな~。


















これ可愛すぎるでしょ

されるがままw
降らせもののキラキラ


夢中になって集めて

リハのときのは、
持って帰っていいよって。





持ち帰る箱まで準備していたのでした笑。
2024/06/11№.13. 雪のワルツ
私が創りたかった、
ネオクラシック版 「雪のワルツ」

これはもう何年も、
私の中にずっとあって。

いつ頃から想ってたんだろ?って思って
昔の手帳を見てみたら、
2016年の手帳に構想がはっきり書いてあった。

あれから8年。


ちょっとかけすぎな気もするが笑。

舞台は一期一会だから、
このメンバーがこの年齢で。
そして私の指導経験と。
今がそのタイミングだったってことなんだろうね。

私は、この雪ワルで
「身体が先に喋って、頭があとからついてくる」
あの感覚を
生徒たちに伝えたくて。




これは到底、
言葉なんかで伝えられるものではない。
感性と感性でやり取りしていくしか、方法はなくて。




そして感性でアタックしていくには、
築いてきた関係性が必須。
何年も一緒にやってきたからこそ、
できた作品だと思っています。

視覚的な術としては、
黒の中に浮かぶ白。




そして、
なんとも言えない押し寄せるような青。


壮大さと、
迫力の中に、
静寂という美しさを。


迫り来る純白を。


静と動の反転を。


壮大
無限
希望
儚さ
切なさ
美しさ
スピード感
一体感

’私たちの’雪のワルツが、
ネオクラシックとして実現できたと思います。
ありがとうね。

最後の最後、
曲の締めくくりは、
Yotsubaがしっっっっっかり
締めてくれました。
この締めくくりのサマは、
みんなDVDでよーく観てください笑。
完璧な締め方だから
雪を、
最初から最後までずっと降り続けさせるのは
「難しいです」って
裏方のスタッフさんに最初言われたんだけどね。
(あれ、手動で降らせてんのよ

「やだ。ずっと降らせる。」
の一点張りで駄々をこねた。
駄々って、こねてみるもんだよ。最後は通るから笑。
みんなも人生の参考にしてくださいwww

当たり前だけど、
降り続ければ溜まり続けていくこの雪。

足の裏、
みんな雪だらけ(大爆笑!


雪集めて何すると思う?

こうする。(高校生でもw)

みんな足の裏にも髪にも雪くっつけたまま移動するから笑、

楽屋への階段にも雪!

なにやってるんだろねw

全身全霊の雪ワル、

ありがとうございました!
2024/06/07№12. 星月夜
零れるほどの星空をイメージに創りました。
「星月夜」

今回は、
全員でトウシューズで踊る!という
意思表明があり。

それならば!と
トウシューズ徹底基礎のクラスを立ち上げ、
取り組んできました。

誰もが、大人になればなるほど、
いろんな事柄や物事を
まず頭で理解しようとします。

それももちろん必要なんだけど、
踊るってことは動き続けるってことだから、
「身体感覚」

この感覚が肉体に通ると、
表現になります。
これはバレエに限らず、
カラダを使って発信するものはすべてがそう。

前日のリハで舞台に乗ると、
照明さんからいろんな注文がつくんだけど、
この星月夜は、
最後にどーーーーーーしても
この月の中に入ってもらわなくてはならなくて。

なんだけど、
最初の通しで、
あれ?5人しかいない

この円の中に入れないと、
ただ暗闇に立ってるだけなので、
見えない=存在しない ことになっちゃう。

だから、
全員が全員でピタッとここで合わせるというのが、
連帯責任でもあり笑、
最後の宿題でした。

見ててハラハラすることもありますが、
チームワークのあるクラスなので、

最後は絶対どうにかするメンバーだってことは、

よく知ってます笑。
2024/06/06№11. Dolly Wink
赤いシューズが可愛いね。
Dollyさんたち。


唯一の、
クラス混合のグループでした。




まだ照れもあるのか、

写真を見返しても結構な割合で

視線が落ちちゃっててもったいない


この子たちの大きな課題です。

このポーズが大好きなこと、



先生知ってるもんねー。

まだまだ伸びしろ持った子たちです。

Dolly Wink Sisters!

2024/06/04№10. RI・N・NE ~輪廻~
MI・YA・BIを
第3世代までやったので、



もうさすがにこれ以上引っ張るのはやりすぎかな。
って思ったから、
今回は封印すると決めていました。
そしたらなんと!
直談判ネゴシエーターのこの子たちから、

苦情がきた(笑)。
話を聞けば、
「次は私たちだと思っていた」
「楽しみにしてた」
「そのためにレッスンも増やした」
とそれぞれに。

ピーチクパーチク言ってくるこの子たちだけども(笑)、
筋は通っている(←私はここが好きだ)。
そんならこっちもやるのが筋でしょ!ってことで、
このネゴシエーターのみなさんに対して
私も負けずにネゴシエーションして(笑)、
呼び出したw
2023年の夏休み。

お弁当まで持って来させて、

丸一日スタジオに監禁w
終わるまで帰さない(本気で)。

監禁されても楽しそうなネゴシエーターたちwww

振りを入れたばかりの
その日の様子↓
MIYABIから離れすぎず、

でも新しく。

どちらも大事にしたかった。

だから、「生まれ変わる」にフォーカス。

そんな作品を、創りたかったのです。


だからこその、「RI・N・NE ~輪廻~」




照明さんとも、
綿密な打ち合わせが必要でした。
この子たちの気持ち、
それに対して私が創りたいと思う意図、
生まれ変わりの世界観。

そうして完成したRI・N・NEは、
照明という手段で「輪廻六道」を表現。
「六」をキーワードに、

床の六角形。
そして、

六人の影。
「六道」とは、
天国と地獄
人間と畜生
釈迦と餓鬼
すごく深いところまでいってしまいましたが(笑
踊るのはまだ子どものこの子たちなので、
あまり重くなりすぎないよう、
色の使い方も計算しつつ、

重厚感にもこだわって。

一緒に成長できた作品だな、と思っています。

この子たちの声がなかったら、
創ってなかったと思うんだよね。

創作の機会を、ありがとうね。
2024/06/02№9. 宝石
眠れる森の美女 第3幕より
「宝石」です。

アントレ

金の精

銀の精

オパールの精
(サファイヤやエメラルドと呼ぶこともあります)

ダイヤモンドの精

コーダ

この一括りで「宝石」です。
結構長編なのよ
これを今回は、


キトリクラスのメンバーに託しました。


この宝石の中では、
あまり踊られることが少ない
オパールの精(サファイヤやエメラルドという名のこともある)は、


8分の5拍子という
ちょっとだけめずらしい拍の取り方。
聴ける人はタップして聴いてみてね↓
https://youtu.be/39ulQqHYSNM?t=128
ね?
ひとつの拍の中に音が5つ、あるでしょ?
12345、12345、12345、12345、、、、、、
これは、宝石の五角形を

5という拍子(音)で表現したものと言われています。
(また雑学を語っちまった笑)
バレエは目には見えない音(音楽)を視覚化し表現するものでもありますが、

その逆のパターン、
視覚を音楽化するという発想もまた、すごいなぁと(首がもげそう笑)。
今回、この子たちは

初のヴァリエ-ション、
そして長時間のトウシューズ。


宝石は、
足さばきがとても難しいです。

特に、
アントレ、コーダ、そして銀。

やってみて感じた難しさや、
その難しさの向こうにある楽しさ、
十代の若い心には、それぞれ何かが宿ったでしょう。

彼女たちの姿の中に私もまた、
指導の課題も見えました。
まだまだ今から、の子たちだからね。

↑ 照明さんにわがまま言って特別仕様で撮った1枚 ↑


