レッスン中は
私からの一方通行にならないように
「ここがわかりません」
「もう一回やってください」
という生徒さん側からの声が聞けるよう心がけています
おつきあいが長くて
レッスン空間を共に過ごしている時間が長いと
その人の表情や
マーキング(順番を一度なぞること)の感じを見ていれば
実際声で頂かなくても
こうしたことはわかるようになります
クラスをフロー(流れ)でただやるだけなら
レッスン用のDVD観ながら家でやってるのと同じですからね
みなさん通ってくださってるのです
通ってくださってることに対して私が返せる部分って
そういうところだと思うのです
耳を傾けて
目を光らせて(キラーン
って見てますよ、みんなのこと・・笑。)
お互いの気持ちを通わせて
それがバレエ教師としての核の部分だと思っています
レッスンは連続で何本か続くことが多いので
ひとつのクラスが終わっても
時間が来れば次のクラスが始まります
なので、生徒さんとゆっくりおしゃべりしているような時間はなかなかないですが
解らないことがあったらメールしてね。必ず返すよ。
と生徒さんたちには言ってあります
先日、
「私は足首が弱いと感じることが多いのですが・・」とご質問いただきました。
良い質問でしたので、ここでも共有したいと思います
筋肉が自由に動くことは柔軟性と言って
関節が自由に動くことは可動域と言います
足首は関節です
レッスンではいかなる時もつま先を伸ばすように言われるのに
ストレッチやエクササイズとなると
フレックスを必ずやりますよね

バレエ中にはやってはいけないフレックスを
なぜ敢えてやるのかというと
可動域を高めるためにやっています
逆のことをしているようですが
フレックスの質が高まるとポアントの質が高まります

可動域が広い(大きい)と、つま先はより遠くへもっていけるからです
フレックスは形だけ真似ても意味がなく
コツは、とにかく「かかと」を押し出すことです
決して膝にギュッと力が入ってしまうようなやり方はしてはいけません
フレックスは脚全体の後ろ側に働きかけるものです
かかとから、アキレス腱・ふくらはぎ・膝裏を感じてやるようにしてくださいね
そして、足首だけがどうのこうのということではなくて
脚全体の動きとして
フレックス、ポアント、ターンアウト、ターンイン
これを、「エクササイズとして」行います
「バレエエクササイズ」と「バレエレッスン」は
ちょいと意味が違ってきますよ
エクササイズは
レッスンに活かすせるような動きを取り入れたものです
レッスンは
厳格にクラシックバレエのレッスンです
バレエで必要な筋肉は
バレエのレッスンによって培われていきます
その効率性を求めたものが
エクササイズです
レッスンとエクササイズは別のものとして捉える
足首は
柔軟性を高めるというより、可動域を高める
フレックスは
回数や頻度よりクオリティを極める
まだ書きたいことがありますが
今日は長くなってしまったので
続きを②に書きます
カテゴリー: 大人
2013/04/10足首が弱い
2013/04/05それぞれの想いの中で
レッスンの悩み事って、あると思います
本気でやってる証拠です
だからないよりあった方が
伸びしろがあるのです
中でも「順番が覚えられなくて・・・」
っていうのは、少なくないのかもしれませんね
レッスンでは
32とか64のカウントアンシェヌマンがよく出て来ると思います
たぶん、なかなか覚えられないって場合
1から64までを、ひたすら覚えようとしていませんか?
だとしたら
すべてを8カウントというブロックで覚えるようにしてみてください
パズルのように
いつか、はまる日がきます
そうすると
先生のパターンが読めてくるかも・・・
私も、読まれてることがあるのかなぁ(笑)。もしそうなら、いい意味で裏切りたいなぁ(笑)。
この部分は継続していく力がモノを言います
順番というものは動きの構成
そして作品へ振付けへと発展していくもの
人を見ながら動きを追いかける・・のでは
その動きを自分のものにすることはできません
ということは、踊り込めない
だから
自分で覚えて、理解して、そして動くということは
大前提にあるわけなんだけど
決してそこだけをゴールにしないでください
「順番だけ」で完璧そうに踊っていても
それは丸暗記した文章を棒読みしているようなもの
表現にも発信にもなりません
だから
まず「順番を覚えるぞ!」って目標を設定してそれに向かっていくことはいいけれど
必ず、その先にも目を向けてね
私はバレエを伝えることをお仕事にさせていただいてますが
一見、フィジカル(肉体)で
実は、メンタル(精神)です
私自身もそうだし
生徒さんたちを見ていてもそう感じます
特に大人の生徒さんたちは
何となくレッスンしているという人は皆無で
やはりそれぞれバレエへの想いがあってレッスンしています
大人になってからゼロから始めた人
子どもの頃やってみたいと思ってた人
ケガからの復帰
ブランクからの再開
年齢も
職業も
環境もバラバラ
つないでくれているのは
バレエというキーワードだけ
それなら
その想いをもっともっと高いところに持って行けるように
人と比べることでしかレッスンできない・・なんてことにならないように
順番だけ覚えて満足するような踊り手にならないように
無理をさせすぎてケガをさせないように
ただ楽しいだけの生温い空間にならないように
「きつくて楽しい」が理想だなぁ(笑)
この世界は、そういう世界なんだよね
メンタル面は
必ずフィジカル面に反映します
楽しく続けていくことと
厳しく続けていくこと
両方がないとダメ
そこが難しくもあり、やり甲斐もあるところ
大人のクラスは、バレエの真似っこ程度でいいでしょ?なんて
私はそんなこと、絶対に言わせません(キッパリ!)

2013/02/23身体の記憶
レッスンでパを学んでいくと
「これとこれって似てるなぁ」
「これって○○みたいだなぁ」
と感じることが、時々あると思います
そう感じた時に
大切にしてほしいことは
「なんか似てるなー」で完結させてないでほしいということです
「何がどう違うんだろう?」って、ちょっと立ち止まってみてね
今月は一般基礎クラス
「アッサンブレ」と「シソンヌフェルメ(アラスゴンド)」やってますが
この2つは一見似ているようで
全く別の動きです
バレエでは
「踏み切る足」と「着地の足」は大きな意味を持ちますね
両足踏切、片脚着地
片脚踏切、両足着地など
裏と表みたいな関係です
混乱する前に動きと理論を一緒に覚えてしまうのが
近道かな~と思います
「アッサンブレ」「シソンヌフェルメ」ときたら
次は「ファイイ」
これからレッスンの中でお話していきますね
ファイイは身体の向きも変わります
基礎クラスでは
「シャッセ」と「トンべ」の違いにも触れています
こういうつなぎ系のパは
曖昧なままだと
そのうち我流になり、我流は悪い癖となります
癖とは恐ろしいもので
私の経験上、
3年でついた癖は
とるのにも3年かかります
幼児クラスでは
パの始まりの足と終わりの足
いつも同じ足で終わるように
(1番で始まったら1番に終わる)
いつもいつも、本当にうるさく言っています
ここがすごく大事なんです
ここが出来ないと
お遊戯レベルで終わってしまうし
次につながらない
地味で退屈なような動きの中にこそ基礎はあり
そんな小さな基礎が積み重なって
それがやがて大きな華やかなグランジャンプなどにつながっていきます
クルクル回ったり
大きく跳んだり
そうしたことも大事だけど
上げた脚をどう下ろすとか
ルルベからどう降りるとか
着地がしなやかとか
アームスがどう完結するとか
動きのあとどう終わらせるか
どう納めるか
こういうところにこそ
舞踊性を感じられるようになってほしいです
2013/02/17ダイナミックムーブメント
「引き上げ」と「ターンアウト」
これらなしには
クラシックバレエは成立しません
レッスンのすべては
これらが前提にあって組み立てられます
「型」を習得する
「パ」を習得する
これももちろん大事なことです
でもそういうことに夢中になればなるほど
行き詰ってしまう時ってありますよね
そんな時は
「引き上げ」
「ターンアウト」
この2つに立ち返ってみてください
その先には
必ず今より成長している自分がいるはずです
今より前に進むために
立ち返ることが必要な時もあります
「引き上げ」や「ターンアウト」は
ムーブメントです
ムーブメントということは
引き上げたら終わり
回したら終わり
ではなく、
引き上げ続けている状態が「引き上げ」であり
回し続けている状態が「ターンアウト」です
上げるだの、回すだの
溜めるだの、伸ばすだの
いろいろ言われるのがレッスンです
舞踊は動きの連続ですから
そんな動きの連続の中でも
様々なことに意識を保ち続けないといけません
踊ることの楽しさも
また難しさも
ここにあると私は思います
「引き上げ」は
床を押した分だけ上がります
「ターンアウト」は
床を押した分だけ回せます
床を感じることはとても大事
床を踏む
床を押す
床を刺す
床を掴む
床を感じたからといって
重心が落ちるなんてことは
あってはなりません
すべてのヒントはプリエの中にあります
だからプリエはおろそかにできないのです
プリエのクオリティが上がると
その人の踊り全体が上がります
プリエは
最高の集中力で!

2012/07/04月曜クラスのみなさまへ。
静岡リビングカルチャースクール
秋に向けたスクール移転に伴い
月曜クラスのみなさんには
大変なご不便とご迷惑をおかけしてしまい
本当に申し訳なく思っています
10月に移転完了するまでの間
緊急策として
私にできることを提案させていただきましたが
それでもみなさんにご不便かけてしまうことに変わりはなく
本当に申し訳ありません
カルチャースクールという大きな組織の中で
私個人として
できることとできないことが
どうしても出てきてしまいますが
みなさんの「声」は
上層部に直接届けたいと思っています
ご意見・ご要望
お聞かせください
2012/06/29大人のバレエ

先生としての一歩を歩き出す時
大人になってからバレエを始めた人たちも
情熱を傾けられるような
そんなスタジオにしようと思いました
大人のクラスには
思い入れがあります
大人のクラスって
「趣味クラス」とか「健康クラス」とか「美容クラス」とか・・・
子どもたちのクラスとは
別枠で捉えられてしまうことがよくありますが
私はこの別枠的な捉え方があまり好きではありません
対象の生徒さんの年齢がどうであろうと
子どもだって
大人だって
バレエをしたくてレッスンに来てくれているのだから
伝えていくべきことは
同じはずです
大人だって
「きちんと」レッスンしたいし
「舞台」だって立ちたい
だから
単なる真似っこじゃなく
理論からしっかり伝えていこうと思いました
そして
舞台にも送りだそうと


大人には
大人ならではの
「バレエ魂」と「バレエ根性」
そして「バレエ熱」があります
みんなのね、そんな情熱を感じる時
目指している道は
間違いではなかったと確信できる
そして一緒に成長していけるんだと思う

「大人のバレエ」のいいところは
みんなそれぞれに
ナルシスト的なポイントを持っていること
持ってますよね??????・・・(笑)
ナルシストな面を全開にする必要はないけれど
ちょっぴりナルシストな部分は
持っていないとバレエはできませんね
この世界はそういう世界です
それでいいのです
ナルシシズム(自己陶酔)は
技術面とはまた違った別の次元で輝き、
大人のバレエを輝かせてくれる武器です
子ども達は、無垢な美しさを放ちます
大人はそれに加えて好戦的な美しさが加わっていくのです
バレエをマニアックに追求していくと
正しいポジションとか
癖をとることに懸命になりすぎて
自分の個性を見失ってしまう時期もあったりします
正しいポジションは大事ですから
やりすぎて軸がとられたり
ムーブメントを装飾しすぎたりすることはダメですが
ナルシシズムは
「表現力」のエッセンスとして
生かせる方向に使えたらいいな、って思います

大人のバレエは
青春だね
2012/06/25関係性
鏡に対して
バーをどのように配置するか
鏡に対して平行に置くのか
垂直に置くのか
ちゃんと意味があります
初歩のクラスでは
垂直
ある程度レベルが上がってきたら
平行
バレエは
自分自身をいかに立体的に見せるか
とても大事ですよね
立体的に作り上げるために
エポールマン
が、あるわけです
エポールマンとは
「身体の向き」と「顔の向き」のコーディネーション(調和)です
今日からバレエ始めまーす!
という生徒にはまだ
エポールマンを要求することはできません
数回レッスンしたくらいでは
エポールマンはつきません
「バレエを教える」ということは
大切な生徒たちに「段階を踏ませる」ということ
いきなり10を求めない
1から身体を通して経験し、理解していくのが
結局は一番の近道なのです
こうした「見せ方」を習得するためには
時間がかかります
でも時間をかけて習得したものは
一度手に入れると、なくてはならない存在になります
「踊る」=「立体追求」
が、当たり前になって
そうやって
「バレエらしさ」
「優雅さ」
「凛々しさ」
その人の踊りの中に出てくるのです
鏡とバーが垂直に配置されるということは
身体はアン・ファス(正面)をとります(片手をバーに置いた状態で)
自分自身を正面から見るわけです
ここで要注意なのは
鏡の中の自分と、ずっと目を合わせるような癖をつけてはいけません
鏡の中の自分とずっと目が合ってるうちは
意識は身体へと向けられていません
アン・ファスでやるべきことは
第一にセンタリングと引き上げ
そして手の動きと足の動きの調和です
足の動きと手の動きに一体感が出てきたら
ここでようやく
エポールマンの出番です!
バーと鏡は、平行に配置されると
軸はよりタイトに使われ(正しく立っていればですよ)
肩越しに顔がつくことが自然になっていきます
こういうことが
自分の中でどんどん、どんどん自然になっていって
いざ舞台!となったとき
鏡のない
大きな空間の中でも
自身を立体的に見せることができるようになります
上達のヒントは
「肩越しの景色」です





