バレエ指導者 – ページ 41 – マキ・エコール・ド・バレエ

マキ・エコール・ド・バレエ

身体を美しく整えるバレエ教室 静岡市

カテゴリー: バレエ指導者

2012/11/22振り返り②

日本のバレエは
諸外国に比べ、きわめて独特のものがあります
日本には
国立や公立のバレエ学校が存在しなくて
私立や民間でさえも
総合的なカリキュラムを持った舞踊学校が存在しないのです
世界に点在する権威ある「バレエ学校」では
年間指導計画は厳しく管理されていて
○年目にこのパ(ステップ)をやるとか
○年目にはこの作品をやるとか
すべてが決められています
バレエ教師は
指導計画どおりに進行しているか
教え方がどうか
生徒たちが順調に踊り手として育っているか
評価され、監査され、管理されています
生徒たちも
学年が繰り上がる時には試験を受けなければならなくて
落ちてしまえば
さよなら
生き残りの世界です
そのジャッジは本当に厳しいものです
日本には
こうしたシステムは確立されていないので
年間指導計画
いわゆるカリキュラムは
個々のバレエスタジオが独自に担います
だから当然
こっちのスタジオはこうだけど
こっちではこう
とか、そういうことが起きます
たとえば回転技ひとつとっても
①パッセでバランスキープ→それができたら
②1回転→それができたら
③2回転
といった具合に
これができるようになったら次はこうって
段階を踏んでステップアップしていく
かと思えば
①パッセでバランスキープ
②数打てば回れるようになるから、ひたすら回転技の数をこなす
なんてこともあり得るのです
指導法で言ったら
私は前者のタイプです
が、しかし
後者のタイプの先生のお教室の生徒さんが
コンクールでバンバン賞をとっていたりすると
正直、複雑な気持ちになったりもします
今回、講習会の中で
こうした年間指導計画について
ディスカッションする機会があり
とても有意義でした

たとえば
この時期にこんなことができるようになるためには
どの時期にどんなことをしておくべきか
ということは
とても重要なことです
そして
技術だけを伝えていくのではなくて
心を伝えていく
心が伴う指導をしていく
技術を高めるステップアップは大事です
でも
それだけになってしまってはダメです
今回、この講習会でご一緒させていただいた先生方とは
こうしたことが共通項としてありました
そんな気持ちが
ここに集まって
繋いでくれたのかな
私はそんな先生方と一緒に学べたことが一番嬉しかったです

ありがとうございました。

2012/11/21振り返り①

先日、参加させていただいたバレエ指導者講習会
講師の先生は
パリのコンセルヴァトワールで校長を務めておられた
A-M.Laffont先生

優しくもあり
厳しくもある

素敵な先生でした
フランスという国での
文化・芸術への取り組み方
フランスのバレエ事情
バレエ教育
バレエ指導法
私が学んだロシアとはまた違った視点
日本よりはるかに進んでいる芸術教育
「アーティストは、生まれるのではなく育てられるのだ」と
強くそう思いました
講習会の中では
実際に私たちも
A-M.Laffont先生のレッスンを受けさせていただきました
朝一は
バーオーソル

バーオーソルは
清水出身のイケメンダンサー竹田くんのおかげで
最近ではメディアで取り上げられることも多く
浸透してきましたね
バーオーソルは
バーアスティエ
フロアバー
などいろんな言い方があります
座ったまま
寝たままで行う
バレエエクササイズです
関節が重力から解放されるので
とても有効なのです

バーオーソルで
エンジンかけてからレッスンに入ると
最初から全開でいけて最高ですface01
朝のクラスは
特に時間かけないとね
(歳を重ねると、ホントそう思いますicon10

2012/11/11一点を探す


押す
乗る
踏む
立つ
うちの生徒達なら
よく耳にする言葉だと思います
私、いつも言ってますから(笑)
これらはすべて
重心へのキーワードです
バレエは
重心がモノを言います
ただ立ってるだけじゃ
バレエで言うところの「重心」はとれないし
身体は引き上がらない
床を押さないと!
床を踏まないと!
軸に乗らないと!
軸に立たないと!
バレエって
もっとこうしてとか
もっとああしてとか
もっとこんな風にとか
あんな風にとか
いろいろあります
…が、
私はクラスの中で
「指示出しのみ」にならないように
気をつけてます
生徒自身が感じること
考えること
そして動くこと
やってみること
大事です
大人のクラスでも
子どものクラスでも
重心とか軸とか
これらは
形だけを追いかけているうちは
なかなか身につきません
足の裏で感じ取る点
この点のことを
ダイヤモンドって言ったりもします
このダイヤモンドを探すために
日々のレッスンがあります
ダイヤモンドは
誰もが必ず持ってます
感じて
見つけて
捉えて
高めて
このダイヤモンドを
どうしたら見つけてもらえるか
私はいつも
そんなことばかり考えます

2012/11/04終えて

1週間、終わりました
長いようで短いような
短いようで長いような
濃い1週間でした
学びの場に身を置くと
バレエの場合は
身体を使った実技の実践もあり
指導法や理論など考える実践もあり
かなりハードな時間を過ごすことになります
そういうことは最初から覚悟して行くんですが
今回はそれに加え
もうひとつ
都内から静岡に毎夜22時過ぎに戻り
静岡から都内へ、朝は7時前にに家を出る
という私的な課題がありましたicon10
まだ娘が小さいので
1週間丸々家を空けるのは難しいです
娘が生まれてから
1日単発とか2日間とか
短い講習会などはコンスタントに受けてましたが
こうした長期の講習会は産後初
少しでもいい
ちょっとだけ会話を交わすだけでも
夜、絵本を読むだけであっても
寝顔を見るだけであっても
顔を合わせて
「おはよう」あいさつをして
「行ってくるね」笑って手を振るだけでも
母としては
そんな想いもありました
出産前の私だったら
ホテル連泊してましたけど
今はそうそう自分のことばかりも言っていられません
それでも
私が毎日出かけるためには
主人にも
ばあばやじいじにも
もちろん娘本人にも
本当に頑張ってもらわなくてはならなくて
「ありがとうございます。私を行かせてくれて。」
このひと言に尽きます
娘も幼いながらに理解してくれています
今日は甘えん坊でべったりでしたが
この1週間は泣きごとを言わず
「がんばってね」
「いってらっしゃい」
気持ちよく送り出してくれました
そして学びの場に出た後は、いつも感じることですが
私はマキ先生であっても
まだまだバレエを学び続けている身であり
もちろん生徒さんたちも
バレエを学びに来てくださっているんだけど
私はそんなみんなより
少し先を学ばせてもらっているだけであって
一緒にバレエを学んでいる仲間だなぁとつくづく感じます
「上」に立つのが先生ではなくて
先生はみんなの「前」に立っている
目線は同じ
バレエに向かって歩いているということ
みんなの前に立たせてもらうってことは
みんなよりたくさん学んでいなくてはなりません
指導法や理論を学ぶ時は
いつも生徒たちの顔が浮かびます
そして指導法や理論を語るには
生徒たちがいなければ
現場を持っていなければ
意見を持ったり
課題を見出すことはできません
だからこうして
日本全国から先生方が集まる
質の高い学びの場に
私を導いてくれているのは
私の生徒たちです
ありがとうございます
1週間
休講いただいたり
ご不便おかけしました
明日からまたがんばりましょうね!

2012/11/02お告げ

クラスレッスンの内容は
年齢によって変わってきます
幼児
小学校低学年
小学校中学年
小学校高学年
中学生
高校生
大人
ざっくり分けるとこんな感じです
これに「レベル」という条件を足したら、
もっとたくさんに分かれます
それぞれに
クラスの性格
テーマ
指導ポイントなどは異なり
それぞれに見合ったクラス展開が
私たち教師には求められるわけです
この業界の掟で
指導評価を受ける時には
対象年齢やレベルといったクラス条件を自分で選択・設定することはできません
要は試験の前に
こういう年齢層の
こういう生徒向けの
サンプルクラスを展開するよう告げられるのです
告げられたらすぐにレッスンを組み立てて
クラスによってカウントの取り方も変わるので
使う音楽もクラスによって変わってきます
テンポも
クラスに見合った音楽は瞬時に判断しなければなりません
クラス設定を告げられる瞬間は
いつもすごく緊張しちゃう(+_+)
今日告げられたのは
「上級クラス」
「年齢は14歳〜17歳」
という設定でした
エネルギッシュ
スピード
音楽性と表現力の調和
回転数を増やすことや
跳躍の高さ・距離を出すことなどにも重点を置いて
私自身の試験は無事終わりましたが
明日も試験は続きます
明日は私は
ひたすら生徒役やらアシスタント役(音出し)に徹します
明日が最終日
あっというまだったなぁ
今回も
全国から集まっている先生方との出会い
休憩時間の何気ないおしゃべり
情報交換
同業者との話は尽きません
こんな出逢いの場にも
感謝です!

2012/11/01コンセルヴァトワール

レッスン4日目
真っ只中です
指導者向けとなると
いつも始まる前から
かなりの気合いが必要ですが
今回も
肉体・精神ともに
かなり厳しい内容です
フランスという国では
バレエの導入部分で
ロシアとは捉え方が違います
ロシアは股関節にかなりの重点を置きますが
フランスは膝から下の脚のラインにかなりのこだわりがあって
視点が違うと
レッスンの組み立て方がこんなにも違うのね
10代中盤から後半くらいの
ある程度身体が出来上がってる子どもたちへのアプローチは
メソッドが違ってもほぼ大差はありません
問題は
まだ幼い子どもたちに
どんなアプローチをかけてくのかってことです
私が今回、蓄えたい知識はここにあります
「伝える」ということを考えた時
What(何を)という部分は「バレエ」です
私はバレエの先生ですから当たり前ですね
ですが
現場で問われるのは
What(何を)ではなく
How(どのように)なんです
これはどのクラスにも言えること
指導経験を積むってことは
視点を増やすこと
自分の感覚だけで指導はできません
視点を増やすと
視野が広くなります
そしてそれは全てのクラス指導に繋がっていく気がします
明日は
指導の試験があって、
私自身が行うサンプルクラスの進行に対して評価をいただきます
自分の指導に評価をいただくって
すごく貴重なことです
ド緊張すること間違いなしですが(笑)
生徒たちの顔を思い浮かべながら、やろうと思います!

2012/10/28教育システム

いわゆる「流派」を
バレエでは「メソッド」と呼び、
世界には
・ワガノワ(=ロシア)
・ロイヤル(=イギリス)
・オペラ座(=フランス)
・チェケッティ(=イタリア)
・ブルノンヴィル(=デンマーク)
この5つが挙げられます
メソッドとは
厳格に構築されたバレエ専門の教育システムであり
このメソッドはこのメソッドより
劣っているとか優れているとか
そういったことは断じてありません
私はこれらの確立したすべてのメソッドに
敬意を持っています
メソッドが違うと
ポジションの名前がちょっと違ったり
アンシェヌマンの組み方に特徴が出てきたりはしますが
メソッドというのは
簡単に言うと
目指している山頂は皆同じで
その山頂へ行くためにどの道を通るのか
ということですね
私はワガノワが専門ですが
これまでRAD(ロイヤル)の講習会や勉強会などにも
参加してきました
比較することも
とても勉強になります
自分が行うクラスの中で
メソッドを混ぜてしまうことは
生徒たちを混乱させることになってしまうのでできませんが
あくまで自分の中に持つ「比較論」です
私は、バレエを「伝える」ということを
仕事にしています
引き出しの数は
持っていた方がいいに決まってます
今回、
初のチャレンジで
明日から1週間
朝から晩までみっちり
オペラ座メソッドでのレッスンを受けてきます
バーオーソルから
クラスレッスン
ペタゴジー
模範指導まで
この業界に
長く身を置いてますが
オペラスタイルを掘り下げて学ぶのは
はじめてです
みっちり、がんばってきます!

2012/10/05記譜法

レッスンで行ったアンシェヌマン(コンビネーション)を
ノートに記録している
という生徒さんもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
「書く」という作業は
頭が整理されていいですね
人によっては、得意不得意があるかもしれませんけどicon10
私もよく
レッスンでやったことを書いていました
その時先生から注意されたことも
動きの意味も
説明も
パの名前の由来
歴史的背景
先生が話してくれたこと
ほとんど書いてました
日記みたいにね
バレエ学校時代のノートは
何十冊もあって
今でも大切にしています
大抵のことは
パ(ステップ)の名前で書いておけば
読み返した時にわかります
でも作品となると
言葉では書けないこともたくさんあって
そういう時は
簡単なイラストで描いたりします
でもね・・・
私、絵がヘタでねicon10
なんじゃ、こりゃemoji04って
絵もたくさん書いてますface15
「自分にしかわからない」書き方(笑)
解ればいいの(笑)
自分に解れば(笑)
でもこの舞踊界には
誰が見ても解るように
「舞踊譜」というものが存在するのです
今、この舞踊譜をちょっとずつですが学んでいて
これもまた奥が深く
難しい
各流派や研究者によって
独自の採譜法があるし
同じ演目でも流派によって踊り方に違いもあるし
やはり「音楽譜」と違って
動きを記録するって難しいです
でもすごーく
興味があります