失くなったはずのオルゴールを差し出してからは



この黒いマントは
脱ぎ捨てなければなりませんでした。

これがなかなか難しくて。

だって、
脱ぐは脱ぐでも
「美しく」脱ぎ捨てなきゃならないじゃん?

試行錯誤の末、
とにかく両手の自由を確保しないとね。
ってことになって、

ステッキは胸に差すことに。
(サムライJAPAN万歳 笑)
で、
差したら差したで
次は、
抜くときも「美しく」じゃん?(笑)

そんな、
一挙手一投足のすべてを舞踊的に。美しく。
というのが私からの注文でした。

衣裳が手元に届いてから、
そんなには長くない時間の中で、

見事に仕上げてきました。

さすが、うちの仙女だ。

そしてここからは、
シンデレラ1幕の見せ場でもある「四季」が始まります。

ま~た、雑学になっちゃうんだけど、
このシーンは四季で表現するのが一般的ですが、
この四季を、
版によっては
バラ
ティーカップ
キャンドル
コオロギやトンボ
として表現するシンデレラもあるんですよ
カテゴリー: 発表会
2022/06/15第3部 シンデレラ⑤
2022/06/14第3部 シンデレラ④
仙女の黒いマントは、
マントの存在感そのものも
とても重厚だったわけだけど、

実際のマントもとても重厚で贅沢な布遣いをしていて、
扱いは想像していた以上に難しかった。

正体を隠す=下に着ている衣裳を隠すためのマントだけど、
隠したいがゆえに布を引きずりすぎると
足元で布がもたついて歩けなくなってしまって、
身動きがとれなくなってしまう。
なのに舞台上を歩き回らなくてはならないし。

正体がバレないようにフードを深くかぶると、
前が見えなくなっちゃう。

マントの下には
ステッキを持っていたり、オルゴールを持っていたり、
両手の自由も制限されてしまって、
ほんとに悩ましいマントでしたが


その悩ましさを感じさせない立ち居振る舞いが

仙女の課題でもありました。
2022/06/13第3部 シンデレラ③
シンデレラの可愛い味方
ねずみさんたち。


場面的に
大きいおねえさん達との絡みが多かったんですが、




ここまで年齢が離れていると、
普段の生活の中で
行動の時間帯が全然違います。

合わせる時間を確保するには、
合同レッスンのあと、
この3人には残ってもらうしかありませんでした。

でも意外に、
この居残りレッスンがねずみさんたちには好評でね(笑)


おねえさん達と食べるお弁当タイムのひとときを
いつもとっても楽しみにしている様子が
可愛らしい3人でした

まだ小さいので、
技術的にはおねえさん達のような難しいことはできませんが、


経験したことや
肌で感じたことは

全部、
この先につながっていきます。

踊りに対する憧れも、

してきてもらったすべても、

自分より大きなおねえさん達についていくわけだから
その分大変だったことも、

みんなでケラケラ笑い合ったことも、

どんなふうに次につなげてくれるのか、


私はとても楽しみです。
2022/06/12第3部 シンデレラ②
いじわる姉妹は、
第1幕を特徴づけるキャラクター



誰にやってもらおうかな~なんて、


迷うことは、まっっったくなかった(笑)。

だって、
このふたりしかいないじゃん




適材適所ってこういうこと(笑)



バレエのシンデレラで、
いじわる姉妹といったらショールの奪い合い(笑)




このショールを
実際に、本当に破こうと決めたのは、

5/5の合同最終回のときでした。


合同終わったあと、
慌てて布を買いに行って(笑)。
破く練習ができるのはもう、
最終リハとゲネだけ
ただ破けばいいってもんでもなく、
確実に音にはめて破らなきゃならない。
練習できる回数はもう限られている。
それでも、
ちゃんとミッション達成するところがさすがです(笑)。


オルゴールも、
練習中は何度も落としたけど

本番では華麗に投げ合っていました(笑)。

さすが、うちのいじわる姉妹だ。

このふたりにはほぼ、
演技指導をしませんでした(笑)


彼女たち、
素でやってました(笑)。





素ですwwwww

素www
2022/06/11第3部 シンデレラ①
プロローグには
この物語のエッセンスを
端的にギュッと凝縮しました。

オルゴールには、
母の優しさや
母の温もりを宿し、
幸せの象徴として表現。


舞台下手(しもて)は、

HimeとAoに託し

幼少期の
母との楽しい思い出、

幸せだった母との日々を再現。

物語のキーワードとなる「母の死」は、
視覚と聴覚で印象づけたかった。
音楽も照明も、
ある瞬間でガシャンと絶って、
「母の死」を表現しました。
後ろ姿でトボトボ歩いて行くAoちゃんの背中で語ってもらった、
母を失ったシンデレラの哀しみ。

まだ小さいAoには、
難しい表現だったと思います。

ただオルゴールをこうやって聴くだけ。
ただ後ろに向かって歩くだけ。
ただそれだけ、を

何回も練習したね。

ただそれだけ、は
難しいのです。

だって
ただそれだけ、で
表現するわけだからね。
母親役は、
私が務めようかと思ったこともあったけど
Himeに託して正解だったなって思う。

この子たち同士が関わり合って築いた関係性もあるし、


若いお母さんのほうがいいじゃん(笑)。

下手のふたりは、
このふたりでよかったなって思う。

舞台上手(かみて)には、

時が経ち成長したシンデレラ。

今でも大切にしているのは、
あの思い出のオルゴール。

そして本編へ。

私は、
ゆっくりと舞い始めていくYotsubaの姿を見ているのが、
好きでした。
2022/06/10シンデレラ 雑学
シンデレラは、
日本語で和名にすると「灰かぶり姫」
主人公の名前は「エラ」
朝から晩まで働かされ、
ベッドもなく、
暖炉のそばで寝かされ灰だらけになっているエラを
灰だらけのエラ(Cinder Ella)
と呼んだことから

Cinder Ella → Cinderella
に言葉が変化していったものと思われます。
各国伝承の形でお話しが残っているので、
いろんなバージョンがあります。
バレエの世界で見ていくと、
アシュトン版
シュペルリ版
ヌレエフ版
大きく分けて3つ。
それぞれに解釈や演出に違いがあり、
世界観があります。
ひとつひとつ観て浸って感じてみるのも面白いと思います
シンデレラって聞くと、
いじめられる
こき使われる
可哀想
みたいなイメージが真っ先にくると思いますが、
継母にとっては、
自分の子じゃないから
可愛くないから
だからいじめちゃう
って構図が一般的かもしれません。
でもここね、
ぐっと掘り下げて調べてみると実は、、、
シンデレラの本当のお母さんは
シンデレラがまだ幼かった頃に病気で亡くなってしまいます。
お父さんは新しいパートナーと一緒になり、
それが継母ですね。
最初はシンデレラも継母もいじわる姉妹もお父さんも、
みんな仲良く笑顔で暮らしていたんだそうです
(知らんけど笑
ある日、
お父さんがシンデレラに
「私が本当に愛しているのは、シンデレラと亡くなったお母さんだけだ」
と話しているのを、
継母が聞いてしまいます。
継母は、
自分は愛されていると信じていたのに、
実は自分より亡くなったあの人を愛していると知り、
ショックだったでしょうね。
その憎悪をシンデレラにぶつけていくようになりました。
シンデレラばかりが、
可哀想だって見られがちな構図ですけど、
裏側を読み解いていくと、
根底にあるのは
愛されたかったのに愛されなかった女性のなんとも言えない切なさ
が、ありますね。
童話って、
どのお話しも実は深くて、
童話ってほんとは怖いんだよ、みたいな
言い方をされることもありますが、
シンプルに人間のエゴとか
愛とか憎悪とか
そういう、とても人間臭いものを描いているものが
多いからかもしれません。
それに、童話って
フィクションだかノンフィクションだか曖昧なところもあって、
もしかしたら童話で継がれているお話しは
作り話でも妄想でもなく、
本当にあったお話しなのかもしれませんよね。
わたし的には
ひと言物申したいとすれば
シンデレラのお父さんに、で
亡くなった女性を今でも愛していたとしても
男なら胸にしまっとけバカたれ。
のひと言です(笑)。
怖いと言えば、
そうそう。
このシンデレラの中で
お父さんの存在って最初は出てくるんですけど、
いつの間にか存在がなくなるんです。
それって、、、、、
愛が憎しみに変わり、、、、、、
ご想像にお任せします(笑)。
描写がないだけできっとそういうこと(怖)。
本当の主人公は継母なのかもね。
みなさんはシンデレラの裏側を知って、
どう感じましたか?
今までとシンデレラの見方が変わったんだとしたら、
この記事を書いた甲斐があります。
物事への視点はいくつも持っていないとね!笑
2022/06/09番外編 SING!SING!SING!
この子たちの熱量、
ほんとーーーーーにすごくて

私の熱量が追いついていけなかったら
話にならないな、と思った
これはもう、

領域が上とか下とか
そんなことではなく

透明度の話。
まっすぐなんですよ。

どこまでいっても屈折していない。

こんなにも力強いのに、

歪曲していない。

純度の話。

透明度の話なのです。
私は、
この子たちと同じ
一点の曇りもない透明な域に行きたいと思った。
そうじゃなきゃ、共有できないものがある。
私にだって、透明でキラキラしていた時期があった。
その頃の私に会いに行くしかないと思った。
この子たちと同じ歳の頃を、感じようと思った。
タイムワープするしかない
(頭おかしくなっちゃった?って思うよね
思っていいよ笑)
音楽は、
それはそれはスゴい力を持っていて、
あっっっいう間に
時間を引き戻してくれます。
十代のあの頃に、
浸ってみようと思った。
13歳。
お小遣いを貯めて初めて買ったCDは、
プリプリだった。
14歳。
初めていったコンサートは、
ジュンスカだった。
15歳。
ユニコーンの野外コンサートで発狂した(笑)。
あの頃、私はMくんのことが大好きだった。
毎日、キュンキュンしてた。
そんなことを思い出したら、誰かにMくんのことを話したくなった。
娘に話した。
気持ち悪いって一蹴された。
・・・。
まぁいいや。
プリプリのダイヤモンドを
家で熱唱したら
最初のAメロで息が切れて
ひとりで大笑いした(笑)
ジュンスカ聴いて
ひとりで大泣きした(笑)
ユニコーン聴いて、
頭振りながら洗濯物干した(笑)
本番前だというのに、
爆笑したり大泣きしたり
頭振ったり飛び跳ねたり、
ココロもカラダも忙しかった(笑)
娘には、
うるさい
静かにして
大迷惑聴いてる私のことを迷惑と言ってきたり。
頭振って洗濯干してると
普通に干せないの?
って言ってきたり。
(普通ってなんだろね笑
でも私って
人の言うこと聞かない主義じゃん?
だからそういうの無視(笑)
だんだん、何にも言わなくなった。
相手をあきらめさせるというのも、
私の戦術である(笑)。
昭和の名曲をどうぞ(笑)
90年代のバンドブームを駆け抜けたこの方たちが、
今も音楽活動をやっていたり、
再結成を果たしたりしていることを知った。
あのとき解散した理由や、いきさつや、事情も
これを機に知った。
なんかそういうのも、
すごく私を押し上げてくれた。
やっぱり音楽の力はスゴい
2022/06/08第2部 №11. SING!SING!SING!
ものっっっすごい熱量だった

SING!SING!SING!


若いっていいな
あの、バロメーターを振り切ってしまうくらいのエネルギーは
測れないよ。









私は日に日に圧倒されました
本番直前なんて、ほんとにすごかった(笑)。

そしてそれが、


嬉しかったし


頼もしかったし


最~高に楽しかった


作品は、
遊びゴコロで創った。


実はこのSING!SING!SING!は
創作が全っ然進まなくて
年が明けてもまだ、白紙の状態だった。


きっと自分の中で、
このJazzyな曲で敢えて正統派を貫くか、
Jazzyだからこそ枠から外すのか、


迷いがあったんだと思う。


今思うと、
なんで迷ってたんだろ?って思うけど


ある日、
迷わなくていい。
やりたいように、やりたい放題にやればいい。
やっちゃえ、やってしまえ。
というところに着地した(笑)。


そこに着地してからは早かった(笑)。


振付も構成も照明も、
溢れ出てきた。


実は迷ってなんかなかったんじゃん
ということに気付いて(爆!
ひとりで笑いながら創りました(笑)。

あっという間に完成した。
あの足踏み状態はなんだったのか(笑)。

そんな私の心理的ひとり漫才と
遊びゴコロを

この若者たちがちゃんとキャッチしてくれて
表現してくれて

最後はパッションの域に到達できました


